作品No.3532 偽物だった友達

偽物だった友達 姫奈（ひな） 桜子（さくらこ） 心（こころ） 私達は、小学1年生のときから、ずっと仲が良かった。 学校はもちろん。放課後も、毎日のように遊んでいた。 他に友達は居ない。理由はただ一つ。友達が居ないからだ この学校に、桜子や、姫奈みたいないい子はいない。 ちょっと仲良くなると、陰口を言われる ちせちゃんが、心たちのこと臭いって言ってた ひどいねー。私はずっと味方だから って、姫奈が言ってた。姫奈は、そんな事言わないし、味方で居てくれる。 姫奈と友達に慣れて良かった でも、それは、姫奈の作戦だったんだ。